設立趣旨・運営理念

ヒューマンフェローシップについて

設  立  趣  旨  書

 特定非営利活動法人(以下NPO法人)ヒューマンフェローシップは、神奈川県横浜市所在のNPO法人コロンブスアカデミーと、その関連会社である(株)K2インターナショナルジャパンの活動を通じ、各団体の代表者、スタッフ、民間のボランティア、医療、教育関係者、関係生徒・保護者および諸活動に賛同する一般関係者らの有志が設立人となって、その総意に基づき独立した法人として設立されます。

 私たちは前身である任意団体インターナショナルコロンブスアカデミーを1989年に設立以来、不登校や引きこもり、家庭内暴力など学校生活や地域生活になじめない子ども達と深く関わってきました。さまざまなイベントやキャンプ、勉強会、心理的支援、居場所つくり、駆け込み寺的活動、そして、六浦共同宿舎(ムツコロ)や海外共同宿舎におけるスタッフ・生徒の共同生活を通じ、家族的な雰囲気の中で彼らの成長を支援し続けてまいりました。中でも、社会適応の難しい子どもたちが就労年齢に達したとき次の進路として考えなければならない『就職』という問題に大きく取り組んでまいりました。
 単なる就職活動の応援ではなく、彼らが実際に必要とするのは、彼らの抱える様々な問題・課題を理解し、忍耐強く、教育的に職場適応を支援していく『場』に他なりません。そのため私たちは団体立ち上げ以来、自前で就労訓練をする場を彼らに提供するためのレストランを経営、今では関連会社を含めると横浜市内、シドニー市内、計12店舗のレストラン事業を展開するにいたりました。青少年の育成・支援活動を行うNPO法人コロンブスアカデミーと、多岐に渡るレストラン経営で実績をあげる(株)K2インターナショナルジャパンが連携することにより、多くの青少年が理解ある場所で安心して就労訓練を行うことができ、また、信頼するスタッフや仲間と共に働くという経験を通じ、職業能力と自信を携え元気に実社会へと巣立っていくための支援が可能となりました。
 時代の変化に伴い、ニートと称される若年無業者が社会の注目を浴びたのをきっかけに、厚生労働省が若者自立支援事業を開始。我々の長年培ってきた教育理念、若者就労支援実績も国に認められるところとなり事業を受託、2005年若者自立塾Y-MACの運営を開始することになりました。YMACではそれまでのシステムをより体制化し、若者たちの生活・心理面をサポートしながら、自前の就労研修先レストランで訓練指導、そして外の一般企業に彼らを繋いでいくという支援体制を確立していくことになりました。
 そうしてこの一年間弱、より専門的に若者の就労支援活動に邁進する上で、一言にニートと呼ばれる彼らの中には、実際の困難として精神障がいをはじめ、軽度知的障がい、発達障がいなど、様々な障がい特性を呈するものが数多くいることが明らかになりました。実際我々が長年関わってきた生徒の約3割も、健常域の底辺、ボーダーと呼ばれる障がい者層であるといえます。彼らの就労・自立支援を進める中、今もっとも必要を感じるのはそういったボーダー域、ことさら、軽度発達障がいをもつ彼らの長期的かつ福祉的支援に他なりません。
 現行の福祉施策対象からはこぼれ落ち、公的な援助を受けられないままでいる彼らにとって、一般社会で自立して生きていくことは極めて困難であり、親による多大な経済的・精神的負担に頼るしかない現状であります。軽度・重度に関わらず様々なハンディキャップを持つ彼らが、親元を離れ自活していくための段階的処置として必要なのは、心理的、経済的に安心して住むことができる居住空間であり、例えばグループホームを活用した段階的自立が望ましいと考えます。

 以上の一連の流れより、新たに強い必要性を持って生まれた課題『障がいをもつ若者の段階的自立支援』に焦点をあて、より専門的に、より充実した内容で支援体制を整えるべく、私たち設立人はこの度独立した法人を立ち上げることを決定した次第であります。私たち設立人とスタッフ及び、株式会社K2インターナショナルジャパンの社員ならびに活動に賛同する一般関係者有志は、ここに特定非営利活動法人ヒューマンフェローシップを設立することに同意いたします。

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